暗号資産の利益を正しく申告するには会計のルールを理解し帳簿をつける必要があります。でも一般の方には難しく感じる方も多いでしょう。
そこで、税理士に相談できるサービスを活用するのがおすすめです！
▶︎ 税理士ドットコムで最適な税理士選び
1. 【結論】銀行口座に入金するから税務署に把握されるわけではない！
暗号資産取引所が支払帳書を提出するため取引が把握される
暗号資産を売却した資金を「日本円を銀行口座に入金した場合税務署に取引がバレる」これはあながち嘘ではありませんが、基本的には暗号資産取引所が提出する支払調書によって税務署は取引を把握しています。
たしかに、銀行口座に大きな金額の入金や、継続的な入金があることが原因で気づかれることもありますが、基本的には誰がどのくらいの暗号資産の利益を上げているかは利用している取引所から報告されている形になります。
ちなみに支払調書の提出は取引所が行うことを義務付けられており、金額にかかわらず顧客の暗号資産取引に関する報告が行われています。
📌 暗号資産の取引を税務署が把握する仕組み
✅ 取引所が顧客の暗号資産取引に関する支払調書を税務署に提出
✅ 税務署は提出された支払調書と確定申告書の内容を突き合わせる
✅ 申告がない場合は、問い合わせや税務調査の流れへ
👉 上記の流れは、税務署から公開されているわけではないですが、ほぼ間違いない流れといえるでしょう。
👉 調査が行われる場合は、事前に内部調査している可能性が高い！
2. 税務署が暗号資産取引をチェックする仕組み
① 取引所が暗号資産取引を支払調書に記載して税務署に報告する
取引所は、顧客の暗号資産取引に関する一定の事項を支払調書に記載し税務署に提出する義務 があります。
📌 支払調書に記載される事項
✅ 決済年月日
✅ 損益の金額
✅ 暗号資産の数量や約定価格 など
👉 税務署は取引所からの情報をもとに「未申告の収入がないか」をチェック！
② 提出された支払調書の内容と確定申告の内容が一致しているかを確認
税務署は、確定申告の内容と暗号資産の支払調書とを照合することが可能 です。
特に、確定申告で「暗号資産の利益ゼロ」としているのに、支払調書の提出がある場合、税務署から問い合わせがあったり、税務調査の対象になりやすい です。
📌 税務署のチェックポイント
✅ 確定申告した所得と、暗号資産の利益が一致しているか？
✅ 海外取引所での取引も申告されているか？
✅ 取得価格の掲載に間違いはないか？
👉 「申告ゼロ」なのに銀行口座に大きな入金があると、不自然に見える！
3. 【リスク回避】税務署に指摘されないための対策
① 漏れなく申告する！
複数の取引所を利用している場合は、全ての取引所での取引について損益計算し、申告する必要があります。
かつ、支払調書の金額と確定申告の所得が一致していれば問題ないということになります。
📌 ポイント
✅ 全ての暗号資産取引を申告する
✅ 取引履歴を保存し、売却益の根拠を示せるようにする
✅ 取引の記録をエクセルや会計ソフトで管理する
👉 申告内容と支払調書の内容が一致していれば、問題なし！
② 取引履歴をダウンロード＆保存
税務署の調査では、取引履歴（売買履歴・入出金履歴）の提出を求められることがある ため、必ず保存しておきましょう。
📌 取引履歴の保存ポイント
✅ 国内取引所の履歴（コインチェック・ビットフライヤーなど） → 最低年1回ダウンロード
✅ 海外取引所の履歴（Binance・Bybit など）はDLの期間が短い場合も → 月1回以上ダウンロード
✅ ウォレットの入出金履歴を記録しておく
👉 提出を求められた場合に対応できるように、履歴のダウンロード＆保存は必須！
③ 不安なら税理士に相談する
暗号資産の取引履歴が多く、確定申告に不安がある場合は、税理士に相談するのも一つの方法 です。
📌 税理士を活用するメリット
✅ 税務調査が入ったときの対応をサポートしてくれる！
✅ 計算を代行してもらえ、合法的な節税アドバイスを受けられる！
✅ 海外取引所・ウォレットの税務処理を適切に行える！
👉 「申告が不安」「税務調査が心配」という人は、専門家に相談すると安心！
「暗号資産の利益を正しく申告するには、確定申告のルールを理解し、帳簿をつける必要があります。でも難しく感じる方も多いでしょう。
そこで、税理士に相談できるサービスを活用するのがおすすめです！
▶︎ 税理士ドットコムで最適な税理士選び
5. まとめ
✅ 暗号資産取引の申告が漏れると、税務署に把握される可能性が高い！
✅ 大口の場合は特に税務署がチェックする！
✅ 取引履歴はダウンロード＆保存が必須！
✅ 漏れなく正しく申告すれば、税務調査のリスクを回避できる！
確定申告が不安なら、専門家に相談するのが最短ルートです。
▶︎ 税理士ドットコムで最適な税理士選び