税務調査で追徴されないために!税理士のサポートを受けるべき2つの理由!

2024年5月17日

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  • 「税務調査で指摘を受けてしまった・・・」
  • 「追徴金を支払わないように対策しておきたい」
  • 「やっぱり税理士にお願いすべき?」

とくに税務調査を経験したことがある方は「追徴金を払わないようにしっかりとした会計処理をしたい」と一度は考えますよね。

税務調査を対策するには日々の適切な会計処理と専門家からのアドバイスが重要です。

そこでこの記事では、税務の専門家である税理士のサポート内容に関してまとめていますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

税務調査で税理士のサポートを受けるべき2つの理由

税務調査の強い味方といえば税理士です。

税理士が税務調査に対するサポートをするのに最適な理由をご紹介します。

  • 追徴課税のリスクへの対応
  • 税法面からの適切な対応

それぞれの項目について解説します。

追徴課税のリスクへの対応

税務調査では、間違った申告や記録の不備により追徴課税のリスクが生じます。

税法に違反する場合や税金を適正に支払っていない場合、所得の再計算が行われ、追徴金を支払う必要がでてきます。この追徴課税には延滞税や加算税といった罰金が課される可能性があります。

たとえば、収入を隠して申告しなかったり、経費を不正に計上したりすると、不納付加算税や重加算税といった高税率の税金が課されるリスクがあります。

税理士のサポートを受けることで、リスクを把握し、事前に対処することが可能です。

税法面からの適切な対応

税理士は税法や会計規則に精通しており、その専門知識のもとクライアントに代わり調査官の質問等の受け答えに応じます。

税理士は専門知識を持っており、税務調査に関するノウハウや会計処理の内容を把握しています。

例えば、税理士はクライアントの書類をもとに会計処理をしているので、その会計内容も把握しており、税務調査で必要な情報を調査官に提供することができます。

また、税理士がクライアントの代わりに調査官との受け答えを行うことで、クライアントの不安やストレスを軽減することができます。

税理士のサポートを受けることで、専門知識に基づいた適切な対応が可能になり、クライアントのストレスも軽減されます。

税理士の役割とメリット

  • 税理士が提供する具体的なサポート内容
  • 税理士に依頼することで得られるメリット

それぞれの項目について解説します。

税理士が提供する具体的なサポート内容

  • 個人や企業の税務申告や記帳などのサポート
  • 税務調査の立会
  • 納税相談など

税理士は税務や会計の専門家であり、個人や企業の税務申告や記帳などの業務をサポートします。

税法や会計基準は複雑であり、専門知識が必要です。

税理士はこの専門知識を持っており、適切な助言やサービスを提供することができます。

税理士は所得税や消費税の申告書を作成し、税法に沿った記帳を行います。また、税務申告の際には適切な節税対策を提案し、余分に支出される税額を抑え、事業資金を安定させる効果が生じます。

さらに、税務調査や納税相談などが発生した際には、税理士が適切なアドバイスや代理人として対応します。

税理士に依頼することで得られるメリット

  • 専門知識のもと行われる適正な申告
  • 節税の提案
  • 財務面での適正なアドバイス

税理士は税務の専門家であり、複雑な税法や会計処理に精通しています。

これにより、専門知識に基づいた税務申告を行うことができます。

また、節税のアドバイスも受けられるため、結果的に税負担を軽減することが可能です。

税理士に依頼すれば適切な申告が保証され、税務署からの問い合わせにも、税務代理人として対応してもらえます。

また、会計処理や申告業務を税理士にお願いすることで、本業に専念できるメリットも生まれます。

税務調査で追徴なしを実現するための具体的対策

  • 正確な記帳と会計資料の保存
  • 税法の遵守と適切な申告
  • 税務調査への事前準備

それぞれの項目について解説します。

正確な記帳と会計資料の保存

正確な記帳と会計資料の保存は、税務調査で指摘を受けないことや追徴課税を防ぐための基本的なポイントです。

正確な記帳と会計資料の保存により、税務調査官に対して会計処理の不正やミスがないことを証明することができます。

そのためには日々の売上や経費を正確に帳簿に記録し、対応する領収書や請求書をすべて保管しておくことが必要です。

正確な記帳と会計資料の保存により、税務調査での追徴や申告漏れの指摘を避けることができます。

税法の遵守と適切な申告

税法に沿って適切な申告を行うことは、税務調査で追徴課税を避けるために重要です。

税制改正により、毎年のように会計処理の規定や会計書類の規定の改正が行われています。

近年でいえば、インボイス制度による領収書や請求書の記載事項の規定の改正、または電子帳簿保存法による電子データの保存の規定の新設など、一般の方では理解しづらい内容の税制改正もあります。

税理士に依頼することで、税制改正に対応し適切な申告を行うことで税務調査でのリスクを低減し、追徴課税を避けることができます。

税務調査への事前準備

税務調査への事前準備を行うことも、追徴課税を回避するためには重要です。

事前に資料の準備をしっかり行うことで、会計処理の不備を指摘されるリスクを回避できます。また、事前に不備があることが発覚しても、税務調査までに、資料の再発行や記帳の追加など事前に対応することができます。

さらに、税務調査の通知を受けた際に過去の申告書や会計資料を整理し、税理士と共に事前のシミュレーションを行うことで、予想される質問に備え必要な資料を用意しておくことができます。

税務調査への事前準備がしっかりできることで、追徴課税のリスクを減らし安心して調査に臨むことができます。

税理士選びのポイント

適切な知識と豊富な経験を持ち、正確な税務処理ができて信頼できる税理士を選ぶことは当然ですが、業種の専門性やコミュニケーションを重視することも重要です。

そちらを踏まえて税理士選びのポイントをご紹介します。

税理士選びのポイント

  • 専門分野に特化した税理士
  • コミュニケーションがとりやすい税理士
  • 書面添付制度を利用している税理士

専門分野に特化した税理士

事業の種類は多種多様なものがあり、各会計事務所においても専門性を持たせ、特化したサービスや知識を売りにしているところが増えています。

  • 医療系に特化した事務所
  • Webマーケティングに特化した事務所
  • 飲食店に特化した事務所

などがあげられます。

専門特化した会計事務所に依頼することで、業種ならではの情報の提供や適切なアドバイスが受けられる可能性があります。

コミュニケーションがとりやすい税理士

税理士との付き合いは1年間だけでなく、何年間かの長い付き合いになることが多いです。

  • 説明が分かりやすく、質問に対して丁寧に答えてくれるか
  • 問い合わせに対するレスポンスが早いかどうか
  • SNSでの連絡など柔軟に対応してもらえるか

などのポイントが重要です。

誠実で信頼できる人物であるかは、もちろん重要ですが、コミュニケーションがとりやすい税理士か、自分と会話が合う税理士なのかといった点も、長く付き合う前提であれば重要視すべきです。

書面添付制度を利用している税理士

書面添付制度とは

税理士が納税者の申告内容が正確であることを記載した書面を、申告書とともに税務署に提出する制度です。

書面添付制度の効果

  • 税務調査が行われる前に、税理士に申告内容の確認と意見聴取が行われる
  • 場合によっては、意見聴取だけで調査が行われないことがある

このように書面添付されていれば、まずは間に税理士が入ることになるので、税務調査の負担が軽減されます。

実際に意見聴取のみで終了し、税務調査が行われなかったこともありましたので、その場合クライアントはとくに何もする必要はありません。

書面添付制度は税務調査対策には有効ですので、制度を利用している税理士はオススメです。

税務調査が気にかかっている方は、税理士との面談の際に確認されることをおすすめします。

税理士とのコミュニケーションを円滑にする方法

  • 必要な資料を期日まで準備する
  • 質問を遠慮しない
  • 税理士からの質問の意図を理解する

それぞれの項目について解説します。

必要な資料を期日まで準備する

会計に必要な書類や情報は期日まで準備しましょう。

例えば、帳簿、領収書、請求書などを整理し、税理士が訪問するまでに提出できる状態にすることが大事です。

書類を提出するのが遅れると、会計処理も遅れ、最終的にはクライアントの申告にも影響する恐れがあります。

税理士が業務をスムーズに進められるよう、書類や情報は包み隠さず提出するようにしましょう。

質問を遠慮しない

分からないことがあれば遠慮せずに質問し、理解を深めることが大事です。

分かっていると誤解されると、どんどんズレが大きくなっていきます。

会計処理はどうしても専門性が高く、専門用語も多く出てきますので、細かく質問して理解するようにしましょう。

税理士が提供する情報を正確に理解することで、効果的なサポートを受けられるでしょう。

税理士からの質問の意図を理解する

「いろいろ聞かれるからめんどくさい」

「資料を催促されて準備するのが大変」

「話がむずかしくてわからない」

税理士に依頼したことがある方なら、一度はこう思ったことがありますよね。

ただし、いろいろ聞いてきたり、細かく資料を催促する税理士の方がしっかりとした会計処理をしている傾向が強いです。

実際、質問を受けたり、資料を催促されると「なにか不正をしていると疑われているのでは?」という気持ちにもなりますが、しっかり会計処理するための材料を求めているだけなので、信頼して答えるようにしましょう。

しっかり会計内容を把握してもらって、税務調査でも守ってもらいましょう。

まとめ

税務調査で追徴を避けるためには、税理士のサポートが欠かせません。

税理士の専門知識と経験を活用することで、適切な税務処理と対策が可能になります。

本記事では、税務調査で税理士のサポートを受けるべき理由、税理士の役割とメリット、具体的な対策、税理士選びのポイント、そして税理士とのコミュニケーションを円滑にする方法について詳しく解説しました。

これらの情報を参考にして、信頼できる税理士を選び、税務調査に万全の準備を整えることで、安心してビジネスを運営していきましょう。

税務のプロフェッショナルと協力し、適切な対応を行うことが、追徴なしを実現するための鍵です。

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最後までご覧いただきありがとうございます。

執筆者:プレノト

会計事務所時代は法人、個人の申告を累計500件以上担当。現在はWebマーケター。

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